
セックスレスは3組に2組|誘えなくなる本当の理由と、戻る順番
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「また断られたらどうしよう」
そう思って、誘う前に飲み込んだことがある人に読んでほしい記事です。
先に数字を出しておきます。婚姻関係にあるカップルのうち、セックスレスは64.2%。 3組のうち2組です。
レスは、少数派ではありません。
そのうえでこの記事では、なぜ誘えなくなるのかと、どういう順番で戻っていけばいいのかを書きました。私自身がレスだった時期の話も入れています。
この記事でわかること
- 既婚カップルのセックスレス率は64.2%という数字(出典つき)
- 誘えなくなる理由は面倒でも無関心でもなく「断られるのが怖い」だということ
- 断る側も、断りたくて断っているわけではないという話
- 「セックスレス」の定義に「セクシャル・コンタクト」が入っている意味
- いきなりSEXを目標に置くと詰む理由と、戻っていく順番
- やると逆効果になりやすいこと4つ
「うちだけかも」はだいたい間違い。
セックスレスの話をきくとき、男女問わず多くの方が「うちはセックスレス。他の人たちはいいなぁ」という雰囲気で話をします。
でも既婚者向けのアンケート調査で、じつは下記のようなことがわかっているんです。
調査で分かっていること
- 婚姻関係にあるカップルのうち、セックスレスは64.2%
- 出典:ジャパン・セックスサーベイ2024(ジェクス)
なんと3組のうち2組。
この数字をはじめにお見せしたのには理由があります。
冒頭にも書きましたが、セックスレスについての悩みについてお話をきいたり、調べたりしているとほぼ必ず「うちだけかもしれない」という認識が入っているからです。
じつはそんなことない。 もしあなたがセックスレスで悩んでいるなら、多数派のほうにいます。
もちろん「みんなそうだから気にしなくていい」という話ではありません。ただ、「自分たちだけが失敗している」という前提から始めると、話し合いはうまくいきません。 そこだけ先に外してこの先の話を読んでいただきたいです。
誘えなくなる理由は、面倒でも興味がないことでもない
レス状態が続いている人の話をきくと、理由として一番多いのは「面倒」でも「興味がなくなった」でもありません。
断られるのが怖い。
これです。
断られることは「拒絶」に見えてしまう
一度断られると、次に誘うまでの心理的な距離が大きくなります。そしてさらにその次もまた断られると、「誘う」という選択肢そのものが頭から消える。
厄介なのは、断られた側は、理由にかかわらず「自分が求められていない」と受け取ってしまうことです。
断られた側の頭に浮かぶこと
- 「もう女として/男として見られていない」
- 「嫌われたのかもしれない」
- 「聞くのが怖いから、確かめないでおこう」
3つ目がいちばん重い。確かめないと決めた瞬間から、レスは固定されます。
断る側も、断りたくて断っているわけではない
一方で、断った側の話をきくと、同じように悩んでます。
断った側の頭に浮かぶこと
- 「その日は本当に疲れていただけ」
- 「断ったことを、ずっと申し訳なく思っている」
- 「でも今さら自分からは言い出せない」
つまり、傍からみるとどちらも相手を拒んでいるつもりがない。 なのに、状態としてはすれ違いにより拒み合っているように見える。
この構造は、以前記載した中折れの内容と似たような状況ということです。 両方が自分を責めていて、両方とも相手の内心を読み違えている。
→ 中折れを女性はどう思う?6割は不満じゃない|体験談と対応
【体験談】レスの心境と、言っちゃダメなことを学んだ
これを書いている私も、じつは彼女とのレス期間というのがありました。
いわゆる”マンネリ期”というのも手伝い、誘っても「疲れてるからごめん。」とか「今日はいいかな。」と断られてた。そして彼女が機嫌悪いときはちょっとトゲのある感じで断れれるときもあったんですよね・・・。
そういうときには私も心のなかで「もういい、逆に誘われるまでおれも誘わない!」なんて決めてました。そうなったことで彼女のほうも誘いにくくなったようで気まずくなり、レス状態になったんですね。
でもあるときに2人の気持ちがマッチしたようで、ちゃんとお互いが求め合うようなSEXをできた日があって。そのSEXのあとに「しばらく意地はってたでしょ?」と、ニヤニヤしていわれたのを覚えてます。
このレス期間についてたまに彼女とも話すことがあるんですが、彼女は彼女で「なんでこんなに疲れてるときに誘ってくるんだろう」と思ってたと。そしてちょっとイヤな感じで断っちゃったのも意識してると。
でもそんな態度をとってしまった手前「自分がしたくなっても、どんな顔して誘えばいいかわかんなくなってた」みたいなことを言ってました。
いま思うと、ただのすれ違いですね。
いま思うと。
あの期間、私もモヤモヤして良くない言葉や皮肉な言葉をかけてしまおうかと思った時も正直ありました。でも、いま考えるとそんなことしたらますますすれ違いが酷くなって、もしかしたら取り返しがつかなかったかも。
いくらお互いをよく知った恋人やセフ同士だったとしても、ヒトの心っていつも形が同じではありません。そのときどきによって”気分”や”体調”やその他、いろんな変化しうる状況があります。
なのでどちらが断るにしろ、断られるにしろ、そこで過剰にショックを受けるんじゃなく「そっか今日はダメかぁ~じゃ、次また別の日に誘ってみよ~」くらいに、受け止めかたを柔軟にするように努力するくらいのほうがいいと思います。
セックスレスのときは”SEX”を目標におかない!?
これはとても大切。
まず日本性科学会による ”セックスレス”の定義 を提示させてください(※2024年6月更新)。
セックスレスの定義
特殊な事情が認められないにもかかわらず、カップルの合意した性交やセクシャル・コンタクトがいずれも1ヶ月以上なく、その後も長期に渡ることが予想される場合
読み飛ばしそうになりますが、「性交」の横に「セクシャル・コンタクト」と書いてあります。
つまり、SEXだけの話ではなかった
定義の側が、触れることを含めて数えている。 手をつなぐ、抱きしめる、髪をさわる。そういうものが全部止まっている状態を指しています。
逆にいえば、レス解消の入口も同じ場所にあるということです。
目標をSEXに置くから、詰む
レスから戻そうとするとき、多くの人がいきなり最後まで行くことを目標に置きます。
でもそうすると、どうなるでしょう。
目標が高すぎるとどうなるか
- 誘う側は「今日こそ」と気負うので、断られたときのダメージが大きい
- 断る側は「今日は最後までは無理」と思った時点で、接触そのものを避ける
- 結果、手をつなぐことすらしなくなる
二択にしているから詰むんです。
「するか、しないか」しか選択肢がなければ、迷ったときの答えは常に「しない」になります。
もう一度触れるまでの段階
順番を戻します。目標はSEXではなく、「触れることが当然、という状態に戻すこと」 に置き直します。
① ただのスキンシップから戻す
大切なのは、SEXでない接触を先に取り戻すこと。
- 座るときに距離を詰める
- 手をつなぐ
- 肩や首をマッサージしてあげる
- 寝る前に背中に触れる
ポイントは、「その先を期待していない」と相手に伝わる形にすることです。ここで変に期待が漏れると、相手は身構えます。
② 「今日はしない」と先に言う
意外に思われるかもしれませんが、これがいちばん効くという声を複数見ました。
先に宣言してしまうと、断る必要がなくなります。 断る/断られるという場面自体が発生しない。
言い方の例
「今日はしないから、ちょっとだけくっついていい?」
深刻な顔で言わないことです。 重く切り出すと、それだけで身構えられます。
③ 道具を挟む
これはふたりのあいだに、直接的でないものを一枚置くという考え方です。
久しぶりのとき、体のほうが追いついていないことは普通にあります。間があいたあとは乾きやすく、痛みが出ると「やっぱり無理だった」という記憶だけが残ってしまう。 そうなると次がまた遠のきます。
だから最初はペペローションNLSのようなものを、遠慮せず使ったほうがいいです。気合いでどうにかする場面ではありません。
もうひとつ。ローターの一覧NLSのような道具を使うと、「うまくできるかどうか」の主語がふたりから外れます。
レスの期間が長いほど、お互い採点されているような気持ちになりがちです。あいだに何か挟まっていると、その緊張がすこし逃げます。
ただし、順番を飛ばさないこと
いきなり道具から入るのはおすすめしません。
①の接触が戻っていない段階で持ち出すと、「そこまでして」と受け取られることがあります。①②が動きはじめてからが無難です。
やらないほうがいいこと
逆効果になりやすいNG4つ
- 期限をきめる
「今月中に」など… 相手にとっては義務になります
- 他の夫婦と比べる
「まわりは月に何回らしい」… 比較は責めとして届きます
- 記念日や旅行に賭ける…
失敗したときの落差が大きく、次がもっと遠のきます
- 相手の側の理由を決めつける
「もう俺に興味がないんだろ」… 相手は否定するしかなくなり、話が終わります
どれも、焦っているときほどやりたくなるものばかりです。
でもレスのときにこそ、お互いゆっくりと近づいていく必要があるんですね。
体の不調が理由のこともあります
関係の問題ではなく、体の側に理由がある場合があります。
相談を考えたほうがいい場合
- 朝の勃起がない、明らかに減った/一人のときも同じ状態が続く
- 挿入時に痛みがある(産後や、ホルモンの変化による乾燥が関わることがあります)
- 数ヶ月以上、違和感や何かしらの症状が続いている
- 気分の落ち込みや不眠が一緒にある
この記事を含め、ネットの情報で自己判断しないようにしましょう。 男性は泌尿器科、女性は婦人科が相談先です。気分の落ち込みが続く場合は心療内科です。
まとめ
- 既婚カップルの64.2%がセックスレス。「うちだけ」ではない
- 誘えなくなる理由は面倒でも無関心でもなく、断られるのが怖い
- 断る側も、断りたくて断っているわけではない。 両方が「拒まれた」と思っている
- 確かめないと決めた瞬間から、レスは固定される
- 定義には「性交」だけでなく「セクシャル・コンタクト」が入っている。触れることも含めて数えられている
- 目標をSEXに置くと二択になり、迷ったときの答えが常に「しない」になる
- 戻る順番は① 誘わない接触 → ②「今日はしない」と先に言う → ③ 道具を挟む。順番を飛ばさない
- 期限を切る・他人と比べる・記念日に賭ける・理由を決めつけるは逆効果
- 体の側に理由があることもある。 続くなら泌尿器科・婦人科へ
私自身のレス期間も、振り返ればただのすれ違いでした。意地を張っていた時間のぶんだけ、戻るのが遅くなっただけです。
あわせて読みたい
うまくいかなかった日のあとの沈黙については、こちらに書きました。
→ 中折れを女性はどう思う?6割は不満じゃない|体験談と対応
買うときに家族や同居人にバレないか気になる方はこちらです。
参考にした資料
- セックスレスについて(一般社団法人 日本性科学会/2024年6月更新の定義)
- ジャパン・セックスサーベイ2024(ジェクス)
- Yahoo!知恵袋・note ほか、当事者の書き込み(2026年8月時点で公開されているもの)
本記事は2026年8月時点の情報をもとに書いています。医療的な判断は行っていません。気になる状態が続く場合は医療機関にご相談ください。
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