
中イキできないのはおかしい?挿入だけでイケる女性は18%という研究
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「SEXのときイケないのって私、おかしいのかな・・・。」
この記事は、そう思ったことがある人のために書きました。
ネットとかで調べると出てくるのは、「中イキできるようになる方法」ばっかりですよね。。
原因はこれだとか、コツはこれ、この体位がいいとか——
読めば読むほど、できてない自分のほうがおかしいような気がしてきませんか?
ここでは、ちょっと違った角度から書いてみますね。
そもそも、女性のうちどれくらいが中イキできるのでしょうか?
いつものように、先に答えを言いますね。
アメリカの大規模な調査で、挿入だけでオーガズムに達するのに十分だと答えた女性はわずか18.4%という結果でした。
つまり、5人のうち4人は「挿入だけ」では足りていません。
ふつうのSEXだけで中イキできないほうが、多数派なんです。
この記事でわかること
- 挿入だけでイケる女性の割合(研究の数字と、その出典)
- 中イキも外イキも、同じオーガズムだということ
- これがからだのつくりの問題ではないと分かる、ひとつの比較データ
- 「イクふり」をしている人の割合と、それが逆効果になってしまう理由
- 傷つけずにパートナーへ伝えるコツ
中イキできないのは、何人中何人なのか
こんにちは、あかりです。ほのかログで、女性のからだにまつわることを調べて書いています。
私は医師でも研究者でもないので、この記事では私の考えだけでなく、調べた数字も並べて書きます。 (出典も全部つけます。)
18.4%、36.6%、36%。
これ、なんの数字だと思いますか?
アメリカで18歳から94歳までの女性1,055人を対象にした調査。
これは「オーガズムに達するのに何が必要か」を聞いたものです。
調査で出ている数字
- 挿入だけで十分 … 18.4%
- 挿入中にクリトリス刺激が必要 … 36.6%
- 挿入もあったほうがなお良い … 36%
下の2つを足すと、72.6%。
つまり7割以上の人が、クリトリスへの刺激を必要としているか、挿入があったほうが良いと答えているということです。
「中イキできる人は20%だけ」という話の出どころ
ネットでときどき見かける「中イキできる女性は2割しかいない」という話。出典が書かれていないことがほとんどですが、おそらくこの18.4%(挿入だけでイける)が元になってます。
数字自体は、そう大きく外れてません・・・
ただ、この数字は「2割の女性しかイけない、かわいそう」って文脈で使われるべきものじゃないと思うんです。
だって8割、大半の女性がイクことができてないんです。
「中イキ」というオーガズム。
「中イキ」ってきくと、なんとなく上級者っぽい響きがありませんか?笑 外イキは初級で、中イキは上級、みたいな。
でもこれは、言葉自体のイメージが勝手に持ってるものであって、からだの事実ではありません。
クリでイッても、SEXでイッても、オーガズム。
「中イキできない私は劣ってるんだ」という気持ちのかなりの部分は、中イキのほうが気持ちよさそう・・・というようなイメージから来ています。
中イキしないのは体のつくりの問題じゃなかった。
ここが、この記事でいちばん書いておきたいところです。
「私の体がおかしいのかもしれない」と思っている人に、見てほしい数字があります。
アメリカで5万2千人以上を対象にした調査。「性的に親密なとき、たいてい/いつもオーガズムに達するか」を聞いています。
オーガズムに達すると答えた割合
- 異性愛の男性 … 95%
- ゲイの男性 … 89%
- バイセクシュアルの男性 … 88%
- レズビアンの女性 … 86%
- バイセクシュアルの女性 … 66%
- 異性愛の女性 … 65%
ここを見てください。
レズビアンの女性は86%。異性愛の女性は65%。
同じ、女性のからだです。 それなのに21ポイントの差がついています。
からだのつくりが原因なら、この差は出ないはずですよね。
この数字が言っていること
問題はからだではなく、その場で何が行われているかです。
女性同士だと、クリトリスへの刺激が自然に組み込まれます。相手も同じからだを持っているので、説明しなくても気持ちいいところが伝わる。それだけの違いで、21ポイント動いています。
念のため書いておくと、これは「男性のせい」という話ではありません。
情報が届いていないだけです。前の章で書いたとおり、ネット記事は「イカせる方法」ばかり書いています。その通りにやってる人ほど、実は遠回りをしているという、ただそれだけのことです。
7割の女性がクリトリス刺激を必要としている事実。SEXのときに中イキを補助してくれるラブグッズが流行るのは自然なことですね。
クリトリスを吸う動きに特化したクリ吸引ローターNLSがいまとても人気。
SEXのときに女性がイッてる姿を見てさらに燃える、という男性は多くいると聞きます。もしパートナーにSEXのときの補助具として使ってもらえたらお互いにメリットがあるのではないでしょうか。
「イッたフリ」をしてしまう理由
この記事を読んでいる人の中には、フリをしたことがある女性もいると思います。
調査で出ている数字
- 一度でも演じた経験がある … 研究によって幅があり、45〜85%
- 交際関係の中で経験がある … 62%
- いま現在も演じている … 18.11%
数字に幅があるのは、調査の方法や対象がそれぞれ違うためです。ただ、どの調査でもイクふりは珍しいことじゃないことがわかります。
理由は、だいたい同じ。
「相手を傷つけたくない。」
「がっかりさせたくない。」
「そろそろ終わりにしたい。」
そして「SEXのとき自分が気持ちいいところ(イケるポイント)を説明するのが面倒」。
その場をおさめるための、優しさでもあります。
ただ、ひとつだけ知っておいてほしいこと
イッたフリは、相手の誤った学習になります
演じたその瞬間、相手は「これで合っている」と覚えます。
そして次も、その次も、同じことをします。良かれと思ってやっていることが、あなたの中イキを遠ざける方向に働いてしまう。
演じた回数が多いほど、あとから軌道修正するのが難しくなります。「今まで良かったのに、急に何?」という話になってしまうからです。
イッたふりをやめるタイミングは、早いほど楽。 伝え方はこのあとお話します。
語られている「女性がイケない原因」。実際どうなの?
「中イキできない原因」として、よく挙げられているものを見ていきます。
「前戯が足りない」
これは、そのとおりだと思います。実際にここがおろそかな男性が多い印象・・・。
これは前戯が長ければいいってものでもないですよね。
大事なのは長さより、自分の性感帯に触れてくれてるか。
特にクリトリスへの刺激が届いてなければ、72.6%の人にとっては”足りないまま”なのです。。
「緊張してる」「リラックスできてない」
たまに「リラックスして。」って言葉で言ってくる男性がいます・・・が、言われてリラックスできる人は、そもそも緊張してません。笑
しかも女性がイケないのは「感度が低いからでしょ?」と受け取られてしまうこともある。
緊張の中身は、たいてい「相手がイクまえに私も早くイかなきゃ。。」というプレッシャーもあるもの。原因ではなく、結果のほうに近いと思います。
「膣内の開発が足りない」
この「開発」という言葉、正直私はあまり好きではありません。
からだを、まだ完成していない設備みたいに扱っている感じがするからです。。8割の人が中イキできない状態を「未完成」と呼ぶのは、やっぱり変だと思うんです。
それでも中イキを試してみたい人へ
「別に多数派でいい」と思えた人は、ここから先は読まなくて大丈夫です。
そのうえで、試してみたい人へ。私は焦点をずらすのがコツだと思っています。
目標を置き換える
「中でイク」ではなく、「クリトリスへの刺激を組み合わせる」に置き換える。
72.6%の人が必要としている、または、あったほうが良いと答えている性刺激。ここが抜けたまま男性側の挿入の工夫だけを重ねるのは、順番が逆になっています。
まずは一人のときに
相手がいる場面から始めると「まだイかないの」という空気を感じた瞬間に、変なプレッシャーに負けてしまいます。
でも一人のときなら、時間も強さも自分で決められます。どこがどう気持ちいいのかが分からないまま、相手に説明するのは無理なので、まずは自分の身体のことを研究してみること。
痛くしないことに注意して。
乾いた状態での強い刺激は、痛みや血がでちゃうことも。うるおいが足りないと感じたら、焦らず女性用ローションNLSなどのローションを足してください。
痛みを我慢して続けると、からだが「これは嫌なもの」と覚えてしまいます。遠回りどころか、逆方向です。
女性用のラブグッズは、NLSが種類豊富なのでオススメ。
パートナーに伝えるとき
どう伝えるかって、いちばん難しいところだと思います。伝え方をまちがえると男性はプライドが傷つけられひどく落ち込んでしまうことも。
伝え方のコツ
「YES、BUT法」が基本。 まずは現状を肯定したうえで、”でも”こうしたらもっといいと思う。という伝え方ですね。
例:「●●(名前)とのえっちすごくイイと思う。身体の相性も良くなってきたよね。じゃあさ、次のときこんな風に(やってほしいこと)してみてほしいの。そしたら私もっと好きになっちゃう。」
男性としては否定されてるわけでもなく、これからもっと良くなる提案を、もっと気持ちよさそうにしてるあなたを想像しながら「じゃあやってみようかな(照)」くらいに思います。
それでも自分本位なSEXばかりをもとめてくるようなら、そこからはふたりの関係の話です。
まとめ
- 挿入だけでオーガズムに達するのに十分な女性は18.4%。5人に4人は足りていない
- クリトリス刺激が必要、またはあったほうが良い人を足すと72.6%
- 中イキも外イキも、同じオーガズム。 上級・初級のような区分はない
- レズビアンの女性86%に対し、異性愛の女性は65%。同じからだで21ポイントの差=からだの問題ではない
- 前戯は長さより「どこに触れてるか」。クリトリスに届いてなければ足りないまま
- 「イクふり」は珍しくないけど、相手に「これで合ってる」と覚えさせてしまう
- 伝えるときはYES, BUT法。否定から入らない
- 痛みや出血があるときは、イケるかどうかとは別の問題。 婦人科へ
イケないことを気に病んでいる時間のほうがもったいないです。
私は8割の女性が中イキできてないんだと知るだけで、ちょっとだけ心が軽くなりました。パートナーといっしょに、お互い本当に気持ちいいSEXをさがしていきましょう。
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参考にした資料
- Herbenick D, et al. Women’s Experiences With Genital Touching, Sexual Pleasure, and Orgasm: Results From a U.S. Probability Sample of Women Ages 18 to 94. Journal of Sex & Marital Therapy. 2018
- Frederick DA, et al. Differences in Orgasm Frequency Among Gay, Lesbian, Bisexual, and Heterosexual Men and Women in a U.S. National Sample. Archives of Sexual Behavior. 2018
- Faking Orgasm: Relationship to Orgasmic Problems and Relationship Type in Heterosexual Women. Sexual Medicine. 2021
本記事は2026年8月時点で公開されている研究をもとに整理しています。医療的な判断は行っていません。
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