
イッたフリをやめたい。|女性の4人に1人が演技してるのに、誰も「やめ方」教えてくれない。
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事が終わったあと、天井を見ながら「あ~また今日もやっちゃった」と思う。
べつにパートナーを嫌いなわけじゃない。
むしろ相手のことは好きで、だからこそ「気持ちよかった」って顔をしてしまう。
イッたフリなんてやめたいと思ってネットやSNSで検索してみても「イッたフリをバレない方法」とかばっかり。
やめかた探してるのに、上手なイッたフリすると喜ばれる~みたいなことをまた学んでしまう。。。
そんな風に思ったので、この記事はイクフリする方法なんて書きません。安心してください。
この記事でわかること
- 演技の経験がある女性は76.3%。「よくある」だけで33.1%という調査
- 検索すると「バレないやり方」ばかり出てくるのはなぜか
- 男性の約4人に1人も演技しているという研究と、その理由
- セックスで毎回イケているのは37.6%。イケないほうが多数派だという数字
- 演技を続けるほど不利になる、という仕組みの話
- 過去の演技を打ち明けてはいけない理由
- 引き算ではなく足し算で伝えるやめ方
演技しているのは、76.3%
こんにちは、あかりです。ほのかログで、女性のからだにまつわることを調べて書いてます。
いつも通り、まずは世のアンケート結果から見てみましょう。
「全くない」は23.7%しかいない
「セックスのとき、イッたふり(演技)をしたことはありますか?」という調査の結果です。
イッたふりをしたことがあるか
| 回答 | 割合 |
|---|---|
| よくある | 33.1% |
| たまにある | 28.0% |
| 1〜2回ある | 15.2% |
| 全くない | 23.7% |
経験がある人の合計は76.3%。
出典:ラブリサーチ調べ(Ray掲載・2019年)
一度もフリをしたことがない人は、4人に1人もいません。
しかも「よくある」だけで33.1%です。たまにやってしまう人ではなく、常態化している人が3人に1人いる。
男性も、イッたフリすることがある!?
これは意外ですよね?
ほとんど知られてないのですが、男性側の演技について書かれた記事って実は多くあります。 しかも、ちゃんと研究されています。
アメリカ・カンザス大学の研究チームが男女の大学生を対象に行った調査では、男性の約4人に1人が「イッたふりをしたことがある」と答えました。その後の別の調査でも、だいたい25〜34%という数字が出ています。
出典:Muehlenhard & Shippee「Men’s and women’s reports of pretending orgasm」(Journal of Sex Research・2010年)ほか
そして理由のほうが、読んでいていちばん驚きました。
男性側から挙がっている理由
「このままだと、たぶんイケない」
「時間がかかりすぎている気がする」
「相手を待たせているのが申し訳ない」
「イかないの? なんで? 気持ちよくなかった? と聞かれたくない」
「彼女が『私に魅力がないのかな』と落ち込むのが怖い」
「体力的にもう終わらせたい」
「コンドームを着けていれば、まず分かりにくいので」
・・・どうでしょう。女性側の理由と、ほとんど同じではないでしょうか。
研究のほうでも、男性が演技をする最大の理由は「イキそうにない・時間がかかりすぎている」と「セックスを終わらせたかった」で、さらに約半数が「相手を傷つけないため」と答えていました。相手の自尊心を守るために演技する、という構図です。
もうひとつ、同じ研究にこんな数字があります。演技をした場面を答えた男性の86%が「挿入中」だった。
つまり「挿入していれば男性は達するものだ」という思い込みが、男性側にもプレッシャーとしてのしかかっているわけです。女性側が「イク前提」で場が進むことに追い詰められているのと、まったく同じ形をしています。
つまり、こういうことでした
- 女性は「イケないと相手をがっかりさせる」と思って演技する
- 男性は「イケないと相手をがっかりさせる」と思って演技する
同じことを、お互いに黙ってやっている。
「イカせるのが甲斐性」みたいな空気は、男性のほうもけっこう本気で背負わされています。だから彼が急に張り切ったり、逆に途中で焦ったりするのは、あなたへの評価ではなくて、彼自身のプレッシャーの表れかもしれない。
つまり演技は「女性が男性に対してするもの」だけではなく、その場を早く丸くおさめたい側がするものなんですね。
ただし、この数字も当てにしないでください
前に別の記事でも書いたのですが、この手の調査は数字がバラバラです。
演技の経験率でいうと、49%というものもあれば、85%というものもある。ここでの76.3%も、そのうちのひとつでしかありません。
だから「みんなやってるから大丈夫」とも、「私だけおかしい」とも言えない。
調査からわかるのは、珍しいことではないという一点だけです。
検索結果が「イッたフリがバレない方法」ばかりな件
ここが、この記事を書こうと思った理由です。
需要は「やめ方」なのに、供給が「やり方」
「イッたフリ やめたい」で調べると、上位に並ぶのは知恵袋や掲示板の書き込み。ちゃんと書かれた記事が、ほとんどありません。
ところが「イッたふり バレる」で調べると、今度は商業サイトがずらりと並びます。そして中身は、イク予告をする、締める、耳元で息を切らすとかいう手順の解説・・・。
「仕方ないから上手にやろう」という結論
上位記事の多くは、こういう組み立てになっています。
- 女性は男性よりイキにくいものだ
- だから演技をするのは仕方がない
- 罪悪感を持つ必要はない
- 関係を壊さないために、バレないよう上手にやろう
1と3は、その通りだと思います。問題は2から4への飛び方です。
「仕方ない」と「上手にやろう」のあいだには、本当は「じゃあどうするか」という段があるはずなのに、そこが飛ばされている。
この記事の立場
演技をしてしまうことを責める気はまったくありません。76.3%がしていることです。
ただ、「仕方ないから上手にやろう」で終わらせると、困っている状態は何ひとつ変わりません。 この記事では、やめたほうが得だという話をします。
なぜ演技する必要があるのか?
これはけして責める話ではなく、仕組みの話をします。
毎回イケているのは37.6%
女性326人に聞いた別の調査です。
毎回オーガズムに達しているか
| 割合 | |
|---|---|
| セックスで毎回 | 37.6% |
| セックスで2回に1回 | 15.3% |
| オナニーで毎回 | 73.9% |
出典:ランドリーボックス「オーガズムに関する調査」(10〜60代の女性326名/2023年)
セックスで毎回イケている人は、4割を切っています。 つまりイケないほうが多数派です。
なのに、場は「イク前提」で進む
多数派なのに、その場ではそう扱われません。
男性は終わりに向かって進んでくし、こちらも「そろそろ何か反応しないと」という空気を感じる。イケないことが普通だという前提が、その場に共有されていない。
だから埋め合わせが必要になる。それが演技です。
体の問題ではない、という証拠
ここが大事なところで、同じ人が、オナニーのときは73.9%の確率で毎回イッてます。
体が反応しないわけではない。SEXという場面で起きていないだけです。
この差については別記事で
一人のときと二人のときで、なぜここまで差が出るのか。回数と達成率のデータをまとめてあります。
【伝えたい】イッた演技をしないほうがいい理由
ここがこの記事でいちばん伝えたいことです。
演技した反応は、男性の「正解」になる
あなたがイク演技をしたその瞬間、相手は”手応え”を得ます。「よし、これでよかったんだ」と。
男性に限らず人って、うまくいったと感じたことを繰り返しますよね。だから次も同じことをする。同じ場所を、同じ強さで、同じ順番で。
つまり演技は、その場をしのぐ行為ではなく、相手の学習をどんどん重ねていく行為なんです。
続けるほど、遠ざかる
こうして毎回のように「うまくいった!」と学習する男性は、だんだんそれ以外を試さなくなります。
つまり演技を重ねるほど、本当に届く可能性のあったやり方は選ばれなくなっていく。時間が経つほど不利になるという構造です。
あたかも「こうしたら気持ちいいんでしょ?」と言わんばかりに。
なので「今回だけ・・・」と重ねていく演技が、またイケなくて演技する自分を作っていく。 これってけっきょく自分が満足できない状況を作っていますよね。
痛いのに声を出す、まで来ると・・・
演技が習慣になってしまっている女性もいますが、ときに痛みを隠すことにも演技する女性がいます。
痛いのに何も言わなければ、相手はやはり「これでいいんだ」と学習し、時にはもっと強く攻めてきたりして女性側の反応を見ようとしてきます。
我慢しないでほしいこと
痛みはけして「慣れれば平気になるもの」ではありません。次のような状態があるときは、演技のことは一旦おいて、婦人科で相談してくださいね。
- 挿入時に毎回痛みがある
- 終わったあと数日痛みが残る
- 出血する
- 乾いた感じが続く
自分だけで判断しないでください。 体質や相性の問題ではなく、治療の対象になることもあります。
イク演技をやめたい女性へ。
ここはデリケートな部分なので慎重に伝えますね。
過去に演技してたことは打ち明けない
いちばんやっちゃいけないのがこれだと思います。
「じつは演技してたんだ~」なんて伝えると、男性のプライドは崩れ去り、同時に「楽しかったはずの時間が、ぜんぶ嘘だった」くらいに受け止められます。男性って思った以上にキズつきやすいです。
これまでのSEXがすべて良くなかったわけじゃないですよね?
あなたが手放したいのはこれまでどうだったかという”過去”ではなく、”これから”のはずです。
だから、過去には触れなくていい。
必要なのは、上手な伝えかた。
引き算ではなく、足し算で
たとえば人へ何か伝えるとき、いきなり「それはダメ。」と全否定から入る人がいますね。でもこの伝え方は ”引き算”です。
相手には 単なる否定として届きます。 人によっては人格を否定されたと受け取って反発することさえある。
伝えるなら”足し算”のほうです。 たとえばですが、こんな感じですね。
| 引き算(届きにくい) | 足し算(届きやすい) |
|---|---|
| そこは違う | こっちのほうが好き |
| 強すぎる | もう少しゆっくりがいい |
| イッてない | もうちょっとしてたい |
同じこと言ってるのに、受け取られ方がまったく違います。 そして足し算のほうは、演技をやめる宣言をしなくても成立します。
イクフリは一気にやめないこと。
これまでずっと行ってきたものを、急にゼロにすると不自然すぎます。
ポイント
- 今日はちょっと反応を小さくする、くらいから
- 演技しなかった日に、”足し算”の言葉をそえる
- 「今日はこういう気分」で流していい
急に変わると相手は不安になります。
気づかれないくらいの速度で減らしていくほうが、結果的に早いです。
言葉が難しいなら、言葉を使わない。
けっこう現実的な方法を伝えますね。
ポイント
- 体の向きを変える。 入ってくる角度が変わるだけで当たる場所が変わり、感覚が変わるもの。
- 男性の身体に直接手を当てて、強さを調整する。すると「あ、ちょっと強かった?」と聞いてくれることも。
- 気持ちいいポイントを手や体で示してみる。ちょっとハズイですが、思った以上に男性は喜びます。
どれも「言う」より難易度が低くて、なんせ否定の色がつきません。
言葉の代わりに、道具を挟む
もうひとつ、遠回りに見えて早い方法があります。
一人でできていることを、二人の場に持ち込む
過去記事で、女性のオナニーでは73.9%がちゃんとイッてるという内容を書きました。
つまりイク方法は、すでにあなた(自分の身体)が知ってるんです。それを二人の場に持ちこんでみる。
道具は、そのための翻訳機みたいなものだと思うんですよね。「これが好き」と口で説明するより、ラブグッズで「これ気になる」と見せるほうが早い。
ラブグッズは挿入するものからいきなり始めない。
別記事でも書きましたが1人でする、2人でする、どちらにせよいきなり挿入するラブグッズから始めないことをオススメします。
ポイント
- ローター系は強さが一定なので、演技する必要がなくなりやすい
- 男性でも使いやすい(AVとかで見てる男性が多い)
- 挿入を伴わないので、痛みのリスクが低い
※ 梱包は無地で、伝票の品名も変更できます。
そもそも痛いときの理由って”摩擦”であることが多くないですか?
ちなみに私は女性用のローションで解決することができました。女性用ローションNLS のような水溶性のものが、洗うときもふくめ扱いやすいです。
調べてて、いちばん引っかかったこと
私的にイッたフリをする76.3%という数字より、検索結果のほうが引っかかりました。
検索などで「イッたフリやめたい」などと打ち込んだときに返ってくるのが、「上手なイッたフリのやりかた」だったんです。
きっと発信者側に悪気はないと思います。「私がイかなくても仕方ないよ、男性を責めることじゃないよ」という優しさの延長で書かれている。 じっさい、その姿勢にウソはないと思います。
ただ優しさで止まってしまうと、困ってる人はどうすればいいんでしょうか・・・。
イケない自分を責めるものじゃない、男性といっしょにSEXをより良いものにしていくのはけして悪い事じゃないなって思いました。
まとめ
この記事のまとめ
- 演技の経験がある女性は76.3%。「よくある」だけで33.1%
- 男性も演技をする(研究では約25〜34%)。理由は女性側とほぼ同じで、約半数が「相手を傷つけないため」
- つまり同じことを、お互いに黙ってやっている
- ただし演技率の調査は49%〜85%とバラバラ。ここでも「普通」は存在しない
- セックスで毎回イケているのは37.6%。イケないほうが多数派
- なのに場は「イク前提」で進むので、埋め合わせが必要になる
- 一人のときは73.9%が毎回届いている。 体の問題ではない
- 演技した反応は、相手の「正解」として記録される
- だから続けるほど、本当に届く方法から遠ざかる
- 過去の演技は打ち明けない。 相手の記憶を全部書き換えることになる
- 伝えるなら引き算ではなく足し算(「そこは違う」ではなく「こっちのほうが好き」)
- 一気にやめない。気づかれない速度で減らすほうが早い
- 言葉が難しいなら、手を持っていく・向きを変えるでいい
イッたフリなんかやめたい!と思ったなら、それは最初の一歩。
あとは、伝えかたを考えていくだけです。
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